曲目解説
旅先で見た草原や水面を照らす光と、風に吹かれ波立つ様子は、初めて訪れたにも関わらず、どこか懐かしく感じることがあります。たとえ国が違うとしても、光や風の温かさ、そして厳しさは、変わらずそこにあるからかも知れません。
この曲では、少しケルト音楽のような音使いになっています。ただし、特に何かを意図しているものではなく、その響きの不思議な懐かしさ、そして物悲しさに惹かれて使わせて頂きました。
大きな構成は、イントロ-A-B-Aの構成になっており、さらにAの中は、第一主題（e-moll）、第二主題（G-dur）からできています。
最少人数19人（1パート1人）から大編成まで演奏可能です。（堀田庸元）