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【レンタル楽譜】エルガー 行進曲「威風堂々」 第一番(中橋愛生)
中橋愛生 編曲 演奏時間 約6:00 グレード 4
曲目解説
エドワード・エルガー(1857-1934)はイギリスの作曲家で、「愛の挨拶」や「エニグマ変奏曲」といった作品でよく知られています。中でも、最も有名であろう曲は、この「威風堂々 第一番」でしょう。シェイクスピアの戯曲「オテロ」の一節から名付けられた行進曲である「威風堂々」は、全部で5曲(未完のものを合わせると6曲)あります。最も有名な第一番は1901年に書かれたもので、特にその中間部の旋律が印象的です。この部分を聴いた当時のイギリス国王エドワード7世の要望により、歌詞が付けられて「希望と栄光の国」とされ、イギリス第二の国歌と言われるほど親しまれています。
龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽団による委嘱で編曲されたこの版は、同団の第34回定期演奏会(2007年12月23日)で若林義人氏の指揮で初演されました。既存の多くの編曲版では演奏が容易なように別の調へと移調されているのに対し、この編曲版は原曲と同じ調となっています。また、様々な工夫がされており、例えば、弦楽器の重音奏法(和音を出すために同時に4本の弦を弾くため音が一瞬アルペジオ気味になる)を再現するために細かい装飾音があったり、オルガンが無くてもその効果があるように原曲にない音が加えられたりしています。大編成バンドで演奏されることによって最大の効果が得られる編曲です。(中橋愛生)
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エドワード・エルガー(1857-1934)はイギリスの作曲家で、「愛の挨拶」や「エニグマ変奏曲」といった作品でよく知られています。中でも、最も有名であろう曲は、この「威風堂々 第一番」でしょう。シェイクスピアの戯曲「オテロ」の一節から名付けられた行進曲である「威風堂々」は、全部で5曲(未完のものを合わせると6曲)あります。最も有名な第一番は1901年に書かれたもので、特にその中間部の旋律が印象的です。この部分を聴いた当時のイギリス国王エドワード7世の要望により、歌詞が付けられて「希望と栄光の国」とされ、イギリス第二の国歌と言われるほど親しまれています。
龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽団による委嘱で編曲されたこの版は、同団の第34回定期演奏会(2007年12月23日)で若林義人氏の指揮で初演されました。既存の多くの編曲版では演奏が容易なように別の調へと移調されているのに対し、この編曲版は原曲と同じ調となっています。また、様々な工夫がされており、例えば、弦楽器の重音奏法(和音を出すために同時に4本の弦を弾くため音が一瞬アルペジオ気味になる)を再現するために細かい装飾音があったり、オルガンが無くてもその効果があるように原曲にない音が加えられたりしています。大編成バンドで演奏されることによって最大の効果が得られる編曲です。(中橋愛生)