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ワンダー・プラネット
高橋伸哉 作曲 演奏時間 約9:00 グレード 4
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ワンダー・プラネット

高橋伸哉 作曲 演奏時間 約9:00 グレード 4

曲目解説
私たちが住む地球は、今から約46億年前に誕生したと考えられています。宇宙空間を漂う粒子が少しずつ集まりながら無数の星の粒となり、さらにそれらが合体と衝突を繰り返しながらこの地球が誕生しました。その後、バクテリアなどの原始生命の出現を経て、多種多様な動植物が住む今日の地球へと至るわけですが、その長い時の流れと数多くの奇跡にはただ驚かされるばかりです。
本作品「ワンダー・プラネット」は、“奇跡の星・地球”に曲想を求めた大編成吹奏楽作品です。作曲にあたっては、宇宙の微粒子が惑星へと成長していく様や、微細な生命体が次第に進化していく様を表現するため、順次進行(隣り合う上または下の音への進行)を作品の主要素材としました。音が様々な順次進行を繰り返すことによって階段状の動きが生まれ、それらが多様な音の階段、つまり音階へと発展していきます。曲は大きく3つの部分から成り、序盤では単なる音の上下動に過ぎなかったラインが徐々に表情を持ち始め、中盤では急速なテンポの中、音楽はさらに成長を続けていきます。終盤では豊かな情感を伴った音楽へと姿を変えながら、“奇跡の星・地球”に感謝の意を捧げつつ、曲は壮大に締めくくられます。
近年、温暖化や大気汚染など、地球環境の悪化が大きな問題になっています。そしてその原因の多くが、約46億年という長い歴史の中でほんの少し前に現れたに過ぎない、私たち人類の営みによるものであることは言うまでもありません。今こそ、この“奇跡の星・地球”に生まれた幸せをかみしめるとともに、この星を愛する心をいつまでも持ち続けたいと思います。
なお本作品は、浜松交響吹奏楽団創立35周年記念委嘱作品として、2008年5月に開催された同楽団第35回定期演奏会において、同楽団音楽監督・常任指揮者である浅田享氏の指揮によって初演されました。(橋伸哉)
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