樽屋雅徳の注目の新作2曲と保科 洋の新アレンジを収録
多彩なプログラムで聴かせるデビューアルバム
関西有数の吹奏楽団として近年めざましい活躍を見せている宝塚市吹奏楽団。注目のデビューアルバムは、丁寧な音楽作りと意欲的なプログラムが魅力です。
まだ見ぬ大陸への羨望と探究心をドラマティックに表現した「アトランティス」と絵画をモチーフにした「カタリナの神秘の結婚」は樽屋雅徳の委嘱作品。指揮者自らがアレンジを手がけた「トゥーランドット」は小編成の楽譜ながらもそれを感じさせない壮大なサウンドで聴かせます。ヴァン=デル=ローストの名作のマーチや「オーメンズ・オブ・ラブ」に加え、新しい切り口で原曲の魅力に迫る保科洋の新アレンジ「三角帽子」も必聴です。
指揮は創立以来音楽監督を務め、宝塚市立中山五月台中学校の教諭としても活躍している渡辺秀之氏。実力バンドの熱い想いを綴った一枚が完成しました。


宝塚市吹奏楽団

1979年（昭和54年）4月14日、高校生から社会人の約30人が宝塚市立宝梅中学校に集まり、『宝塚吹奏楽団』として産声をあげました。
その後、『宝塚市吹奏楽団』に改称し、定期演奏会やニューイヤーコンサートの開催、吹奏楽コンクールへの出場など、精力的に演奏活動を行っています。また、宝塚市制50周年記念式典での演奏をはじめ、街角コンサートやJRA宝塚記念でのファンファーレの演奏など、『音楽の街 宝塚』になくてはならない吹奏楽団として地域に根ざした活動にも力を入れています。今年で創立29周年を迎え団員数も約80名余りとなり、現在では関西有数の吹奏楽団に成長して参りました。
創立以来、渡辺秀之氏（宝塚市立中山五月台中学校教諭）が音楽監督を務め、サウンドの研鑽や音楽表現の研究を中心にした活動を行っており、吹奏楽コンクールにおいては、この10年で全国大会に3回出場するなど、近年めざましい成績を収めています。
当楽団の透明感あふれるシンフォニックなサウンドは、吹奏楽ファンのみならず多くの方々より賞賛を得ており、今後も、より多くの方に親しんでいただける吹奏楽団を目指しながら活動を続けています。


[1]コンゼンサス(ヤン・ヴァン=デル=ロースト)
[2]カタリナの神秘の結婚(樽屋雅徳)
[3]アトランティス(樽屋雅徳)
[4]トゥーランドット(ジャコモ・プッチーニ/編曲:渡辺秀之)
バレエ組曲「三角帽子」第2組曲(マヌエル・デ・ファリャ/編曲:保科洋)
[5]?.隣人の踊り
[6]?.粉屋の踊り
[7]?.終幕の踊り
[8]ニュー・シネマ・パラダイス(エンニオ・モリコーネ、アンドレア・モリコーネ/編曲:大島ミチル)
[9]オーメンズ・オブ・ラブ(和泉宏隆/編曲:真島敏夫)
[10]アルセナール(ヤン・ヴァン=デル=ロースト)

指揮:渡辺秀之
演奏:宝塚市吹奏楽団

2008年2月9〜11日　ユーベルホールにて収録