素朴な雰囲気の音楽が、何気ない日々の中にきらめく幸せを思い出させ、懐かしさとともに感謝と感動が胸に溢れてくるような作品です。ソロパートは難しすぎない内容なので、慈しむような気持ちと共に奏でてみましょう。

【楽曲解説】
この作品は2006年クラリネット奏者の船木喜行氏の委嘱により書き始め、同年12月に仕上がった7分ほどの作品。素晴らしき人生…私はこの言葉になにか押さえようのない幸福感を覚えます。日々の生活を送る中でちょっとした事に感動したり幸せに思う瞬間、この時私は自分という人間が歩んできた人生にとても感謝と幸福を思うのです。
今回この作品で表現したかったのはそのようなささやかな感動や幸福、船木氏の溢れんばかりの音楽表現力と『歌』によりこの作品の持つ『生命』を授かるものだと確信しております。7分間という時間、是非目を閉じて聴いてみて下さい。曲中に少しでも今回の作品の『思い』が伝われば…きっと感動や幸せを感じて頂けるはずです。（清水大輔）