「トリトン」を再構成した作品。
2012年度吹奏楽コンクール全国大会で文教大学が金賞受賞。

曲目解説
この曲は『トリトン』という曲の全3楽章を、文教大学のご依頼により再構成したものです。もとの『トリトン』は東邦音楽大学のために書いたもので、海の神トリトンが吹き鳴らす法螺貝が海を荒れさせたり鎮めたりするのになぞらえ、社会の荒波をあらわす第1楽章、平穏な海のような学園の中が第2楽章、そこから社会へ出て行く学生を応援する第3楽章という設定になっています。この『エムファシス』では、おだやかな第2楽章からはじまり、なにやら不安げなところから第1楽章の荒波にぶつかり、打ちのめされたかというところで第3楽章の応援歌へ、と、その筋書きをよりくっきりと浮き彫りをする形になっています。そこで　“emphasis”（強調する）という語をタイトルに添えました。（長生 淳）

● 「トリトン」より 第1楽章はこちら
● 「トリトン」より 第2楽章はこちら
● 「トリトン」より 第3楽章はこちら
● 「トリトン」（全楽章）はこちら
● 「トリトン・デュアリティ」はこちら
● 「トリトン・リユニオン」はこちら

● 「トリトン・デュアリティ」「トリトン・エムファシス」「トリトン・リユニオン」の違いについては、CAFUA NOW ！『保存版 ！ 長生 淳「トリトン」比較解説』をご覧ください。