CR-1240
【レンタル楽譜】交響組曲「GR」地球が静止する日(天野正道)
天野正道 作曲 演奏時間 約30分 グレード 4.5
曲目解説
この作品は交響組曲第2番「GR」より、などと同じく1992年から1998年まで5年半の間、全7巻がOVAとしてリリースされた「ジャイアントロボ THE ANIMATION-地球が静止する日」のサウンドトラックから再構成された組曲です。この作品以前日本で制作されたアニメーションの音楽は、最大でも40名前後のオーケストラ等を国内のスタジオでレコーディングしていました(宇宙戦艦ヤマトなど)。このジャイアントロボ(以下GRと表記)は私の指揮、ポーランド国立ワルシャワフィルハーモニックオーケストラの演奏で、編成は100名を超えています。またスタジオ録音ではなく、Filharmonia Narodowa w Warszawieというショパンコンクールが開催されるホールで毎回録音しています。これは日本のアニメ業界初の試みでした。もう一点、それまで殆どのアニメ音楽は使い回しが常識でしたが、GRは毎回ワルシャワで新たに録音するという当時の常識ではあり得ない事をやっていました。当然音楽制作費は演奏料、ホール代、レコーディング費用などで全て使い果たしてしまい、私には作曲料、指揮料など一切ビタ一文入ってきませんでした・・・私の収入は作品がリリースされた後に発生する、著作権使用料のみだったのです。まぁ、その後ずっとワルシャワフィルとお付き合いが出来るようになったので、結果良かったのですが。
この企画が持ち上がった当初、フィリピンと東欧が録音場所として候補に上がっていました。はい、スタッフの殆どはフィリピンを希望していました。フィリピンのオーケストラはハリウッド系のサウンドで悪くないのですが、作品の内容を鑑みて、重厚なサウンドが魅力であるワルシャワフィルの方が良いだろうと、故山木泰人プロデューサー(私と同年代)が多くのスタッフの反対を押し切って決定しました。結果オーライだったことはすぐに証明されました。その後、雨後の竹の子の如くワルシャワフィルで日本のアニメ音楽が録音されるようになったのも良い思い出です。
今回リリースされた吹奏楽版交響組曲「GR」地球が静止する日は、2006年5月21日に川越奏和奏友会吹奏楽団第30回記念定期演奏会で初演されました。指揮は盟友、佐藤正人氏。その後、秋田吹奏楽団、Ensemble AB、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(他のGRシリーズとのカップリング)などが演奏して下さっています。今回やっとこの吹奏楽版がリリースされることになりました。オーケストラ版初演から約33年、吹奏楽版初演から19年後です。作曲家冥利に尽きます。
編成
2 Solo Flûtes
2 Hautbois
2 Solo Clarinettes en Si♭
2 Bassons
Petite Flûte (Piccolo)
Flûtes
Petite Clarinette en Mi♭
3 Clarinettes en Si♭
Clarinette Alto en Mi♭
Clarinette Basse en Si♭
Clarinette Contrebasse en Si♭
Saxophone Soprano en Si♭
2 Saxophones Alto en Mi♭
2 Saxophones Ténor en Si♭
Saxophone Baryton en Mi♭
2 Flugelhorns
4 Cors en Fa
3 Trompettes en Si♭
2 Trombones
Trombone Basse, Solo Tuba
Euphonium
Tuba
Contrebasse
Chor
Orgue
Timbales
Caisse claire, Tambour de basque
Cymbales
Gran Cassa
Mallets (Glockenspiel, Xylophone, Vibraphone, Marimba, Tubular Bells)
※この商品にはシステム利用料(1曲あたり税込550円)が含まれています。
この作品は交響組曲第2番「GR」より、などと同じく1992年から1998年まで5年半の間、全7巻がOVAとしてリリースされた「ジャイアントロボ THE ANIMATION-地球が静止する日」のサウンドトラックから再構成された組曲です。この作品以前日本で制作されたアニメーションの音楽は、最大でも40名前後のオーケストラ等を国内のスタジオでレコーディングしていました(宇宙戦艦ヤマトなど)。このジャイアントロボ(以下GRと表記)は私の指揮、ポーランド国立ワルシャワフィルハーモニックオーケストラの演奏で、編成は100名を超えています。またスタジオ録音ではなく、Filharmonia Narodowa w Warszawieというショパンコンクールが開催されるホールで毎回録音しています。これは日本のアニメ業界初の試みでした。もう一点、それまで殆どのアニメ音楽は使い回しが常識でしたが、GRは毎回ワルシャワで新たに録音するという当時の常識ではあり得ない事をやっていました。当然音楽制作費は演奏料、ホール代、レコーディング費用などで全て使い果たしてしまい、私には作曲料、指揮料など一切ビタ一文入ってきませんでした・・・私の収入は作品がリリースされた後に発生する、著作権使用料のみだったのです。まぁ、その後ずっとワルシャワフィルとお付き合いが出来るようになったので、結果良かったのですが。
この企画が持ち上がった当初、フィリピンと東欧が録音場所として候補に上がっていました。はい、スタッフの殆どはフィリピンを希望していました。フィリピンのオーケストラはハリウッド系のサウンドで悪くないのですが、作品の内容を鑑みて、重厚なサウンドが魅力であるワルシャワフィルの方が良いだろうと、故山木泰人プロデューサー(私と同年代)が多くのスタッフの反対を押し切って決定しました。結果オーライだったことはすぐに証明されました。その後、雨後の竹の子の如くワルシャワフィルで日本のアニメ音楽が録音されるようになったのも良い思い出です。
今回リリースされた吹奏楽版交響組曲「GR」地球が静止する日は、2006年5月21日に川越奏和奏友会吹奏楽団第30回記念定期演奏会で初演されました。指揮は盟友、佐藤正人氏。その後、秋田吹奏楽団、Ensemble AB、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(他のGRシリーズとのカップリング)などが演奏して下さっています。今回やっとこの吹奏楽版がリリースされることになりました。オーケストラ版初演から約33年、吹奏楽版初演から19年後です。作曲家冥利に尽きます。
編成
2 Solo Flûtes
2 Hautbois
2 Solo Clarinettes en Si♭
2 Bassons
Petite Flûte (Piccolo)
Flûtes
Petite Clarinette en Mi♭
3 Clarinettes en Si♭
Clarinette Alto en Mi♭
Clarinette Basse en Si♭
Clarinette Contrebasse en Si♭
Saxophone Soprano en Si♭
2 Saxophones Alto en Mi♭
2 Saxophones Ténor en Si♭
Saxophone Baryton en Mi♭
2 Flugelhorns
4 Cors en Fa
3 Trompettes en Si♭
2 Trombones
Trombone Basse, Solo Tuba
Euphonium
Tuba
Contrebasse
Chor
Orgue
Timbales
Caisse claire, Tambour de basque
Cymbales
Gran Cassa
Mallets (Glockenspiel, Xylophone, Vibraphone, Marimba, Tubular Bells)
※この商品にはシステム利用料(1曲あたり税込550円)が含まれています。
