溢れる情熱で歌い上げる大自然のドラマ、迫真の「アルプス」

全日本吹奏楽コンクール全国大会で10回の金賞受賞を誇る文教大学吹奏楽部、2006年定期演奏会のライブディスクです。現在注目の作曲家、F・ティケリの2作品を収録。「シェナンドーァ」は温かい空気を感じさせるハーモニー、そして対照的な作風の「ブルーシェイズ」はジャズの香り漂うクールなサウンドが魅力です。そのティケリを擁すマンハッタンビーチ社主催の「F・ティケリ作曲コンテスト」で3位受賞した柳田孝義の「西風の肖像」は優雅で美しい響きが特徴的です。そして創部30周年委嘱作である柳田孝義のピアノ協奏曲第3番「エール・ヴァリエ」では、ソリスト・峯村操のリズミカルながら柔軟なパフォーマンスで好評を博しました。メインは、壮大な自然とドラマティックな情景を力感溢れたアプローチで歌い上げる「アルプス」。2006年9月に急逝したアーノルドの「交響曲第4番」も彼等の想いが込められた一曲です。
常任指揮者・佐川聖二のもとで生まれる豊かな芸術性と壮麗な文教サウンドが、聴く者を魅了して止まない一枚が遂に完成です。


●曲目●

[1] アウェイデイ (アダム・ゴーブ)

[2] シェナンドーァ (フランク・ティケリ)

[3] ブルーシェイズ (フランク・ティケリ)

[4] 西風の肖像 (柳田孝義)

[5] ピアノ協奏曲第3番「エール・ヴァリエ」 (柳田孝義)

[6] 交響曲第4番 作品71より (マルコム・アーノルド/編曲:瀬尾宗利)

[7] アルプス交響曲 作品64より (リヒャルト・シュトラウス)

峯村操 (ピアノ) ([5])

指揮:佐川聖二 ([1],[7])
瀬尾宗利 ([4]〜[6])
伊東加奈子 ([3])
小笠原一孝 ([2])
演奏:文教大学吹奏楽部

2006年12月9日 越谷コミュニティーセンター サンシティーホール・大ホールにてライブ収録