壮麗な神大サウンド、兼田敏と交錯した「瞬間」。

第11回世界吹奏楽大会(WASBE)への出演を控え、名実ともに日本を代表するバンドといえる神奈川大学吹奏楽部。4枚目のライブアルバムは、1年前に惜しまれつつこの世を去った兼田敏の名作を取り上げました。音楽監督の小澤俊朗が師と仰ぎ、部員も深く敬愛する兼田敏の作品の演奏は、聴く者に深い感銘を与えるメモリアルなものとなりました。全日本吹奏楽コンクール全国大会で金賞に輝いた「中国の不思議な役人」や、後藤洋の色彩感あふれる編曲による「利家とまつ」など、確かな実力と緻密なアンサンブルから生み出される壮麗な神大サウンドを存分にご堪能ください。


●曲目●

[1] 喜歌劇「美しきガラテア」序曲 (フランツ・フォン・スッペ)

[2] 吹奏楽のための交響的瞬間 (兼田 敏)

[3] 風紋(原典版) (保科 洋)

[4] バレエ音楽「中国の不思議な役人」より (ベラ・バルトーク/編曲:小澤俊朗)

吹奏楽のための交響組曲「利家とまつ」 (渡辺俊幸/編曲:後藤 洋)
[5] メインテーマ
[6] まつのテーマ
[7] 友愛
[8] 信長のテーマ
[9] 利家のテーマ
[10] メインテーマ(フィナーレ)

サクソフォーン四重奏と吹奏楽のための コンチェルト・グロッソ (フランク・ベンクリシュートー)
[11] Serenity
[12] Revelry

[13] ブルー・シェイド (フランク・ティチェリ)

[14] 行進曲「威風堂々」第1番 (エドワード・エルガー)


指揮:小澤俊朗
演奏:神奈川大学吹奏楽部

2003年1月5日 東京芸術劇場大ホールにてライブ収録