曲目解説
セルゲイ・ラフマニノフは、ロシアの作曲家であり、またピアノ奏者としても有名でした。そんな彼の代表作品は、パガニーニの主題による狂詩曲・ヴォカリーズ・ピアノ協奏曲・交響曲第2番などが有名です。
交響曲第1番ニ短調第4楽章は、冒頭アレグロ・コン・フォーコで始まり、主要部では、トランペットの勇ましい3連符のファンファーレの後ろで管弦打楽器が奏でるマーチ、そして中間部では、流れるようなゆったりとしたメロディー。そして終曲部では、最初のテーマがまたくりかえされながら、終結に向かっていきます。そしてドラが鳴り響くと、グラーベで勇ましく堂々としたメロディーが鳴り響き、クライマックスを迎えます。
私が千葉県立千葉南高等学校に勤務し吹奏楽部の指導をしていた1985年にこの曲の編曲を手掛けました。その年のコンクールで演奏して県代表になり関東大会では初の金賞を受賞し、その後私が指導する千葉南高校が9年連続して関東大会に出場するきっかけとなった曲です。（穴山和義）




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