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【レンタル楽譜】Water Heart 〜一筋の流れに導かれて〜(下田和輝)
下田和輝 作 演奏時間 約10:00 グレード 4
曲目解説
この作品は、山梨県の甲府市民吹奏楽団創団50周年記念委嘱作品として2017年の秋から冬にかけて作曲され、2018年3月に行われた同吹奏楽団設立50周年記念演奏会にて初演されました(指揮:千野こころ)。
また、2019年3月に行われた「21世紀の吹奏楽 第22回“響宴”」にて、甘粕宏和指揮、やまももシンフォニックバンドによって再び演奏されました。
曲名の「Water Heart」を直訳すると「水の心(こころ)」。当楽団が拠点とする甲府市を流れる様々な水・川の表情(こころ)をひとつのストーリーで表現しています。
所は靄(もや)に包まれた奥深い森の中。木の葉から一滴の雫がポタリと落ちます。いくつもの水滴は小さな川となり下って行きます。それは徐々に広がり、壮大で美しい白滝へ。
いつの間にか靄が消え去ると、澄み切った青空が広がっています。流れに導かれた水が勢い良く滝壺に落ちたかと思えば、その先には穏やかな川の流れ…。
一筋の流れに導かれ順調に水が下る一方、徐々に雲行きが怪しくなります。水は嵐に苛まれ、透明な水はとてつもなく濁った水に変わってしまいます。荒れ狂う水のこころ。水はもがき苦しみます。しかしそれでも下流に向かう濁った水。苦しみに耐える水。
しかし、やがてそこに一筋の光が差し込みます。嵐は過ぎ去り、雲一つない青空に。水は河口へ到達します。穏やかな海に注がれる水。その水はやがて空へと蒸発して行きます。蒸発した水は再び川に注がれる雨となります。
そう、自然の摂理に従って…。
このようなストーリーは、1967年の創団から紆余曲折を経て、現在、そして次の世代へと受け継がれて行く、当団の「一筋の流れ」と重ね合わせています。甲府市民吹奏楽団がこれからも永遠に愛される楽団となるよう、切に願ってやみません。(下田和輝)
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この作品は、山梨県の甲府市民吹奏楽団創団50周年記念委嘱作品として2017年の秋から冬にかけて作曲され、2018年3月に行われた同吹奏楽団設立50周年記念演奏会にて初演されました(指揮:千野こころ)。
また、2019年3月に行われた「21世紀の吹奏楽 第22回“響宴”」にて、甘粕宏和指揮、やまももシンフォニックバンドによって再び演奏されました。
曲名の「Water Heart」を直訳すると「水の心(こころ)」。当楽団が拠点とする甲府市を流れる様々な水・川の表情(こころ)をひとつのストーリーで表現しています。
所は靄(もや)に包まれた奥深い森の中。木の葉から一滴の雫がポタリと落ちます。いくつもの水滴は小さな川となり下って行きます。それは徐々に広がり、壮大で美しい白滝へ。
いつの間にか靄が消え去ると、澄み切った青空が広がっています。流れに導かれた水が勢い良く滝壺に落ちたかと思えば、その先には穏やかな川の流れ…。
一筋の流れに導かれ順調に水が下る一方、徐々に雲行きが怪しくなります。水は嵐に苛まれ、透明な水はとてつもなく濁った水に変わってしまいます。荒れ狂う水のこころ。水はもがき苦しみます。しかしそれでも下流に向かう濁った水。苦しみに耐える水。
しかし、やがてそこに一筋の光が差し込みます。嵐は過ぎ去り、雲一つない青空に。水は河口へ到達します。穏やかな海に注がれる水。その水はやがて空へと蒸発して行きます。蒸発した水は再び川に注がれる雨となります。
そう、自然の摂理に従って…。
このようなストーリーは、1967年の創団から紆余曲折を経て、現在、そして次の世代へと受け継がれて行く、当団の「一筋の流れ」と重ね合わせています。甲府市民吹奏楽団がこれからも永遠に愛される楽団となるよう、切に願ってやみません。(下田和輝)