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【レンタル楽譜】千の松明 音絵巻〜俵藤太大百足退治伝説〜(大編成版)(阿部勇一)
阿部勇一 作曲 演奏時間 約7:30 グレード 3+
この商品は大編成版です。
曲目解説
この曲は、滋賀県の野洲中学校吹奏楽部による委嘱作品です。「俵藤太(たわらのとうた)の百足退治」といえば古くから滋賀県に伝わる有名な伝説で、平安時代の武将 俵藤太が、琵琶湖に住む龍神一族の娘に懇願されて、三上(みかみ)山を7巻半するほどの大百足を退治する、というお話です。曲の冒頭は歌舞伎の幕開けをイメージしました。太鼓と拍子木の音が聴衆を物語の世界へいざないます。曲中では抜粋された幾つかの場面を描写したメロディーが現れます。ストーリーの進行に合わせて曲調が移り変わってゆく、まさに「音絵巻」といった仕立てになっています。この伝説は様々な浮世絵や書物に残されていますが、ある興味深い記述を見つけました。藤太がいよいよ百足と対決する場面で、「不気味な暗闇に幾千もの灯り。よく見ると、なんとそれは百足がその足1本1本に握っていた松明であった」というものです。山を7巻半する巨大百足の様相を象徴的に面白く表現したこの記述から「千の松明」と命名しました。
なおこの大編成版は、原曲である小編成版を大津シンフォニックバンド第72回定期演奏会(於 びわ湖ホール)のために改訂したもので、2017年12月に初演されました。(阿部勇一)
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曲目解説
この曲は、滋賀県の野洲中学校吹奏楽部による委嘱作品です。「俵藤太(たわらのとうた)の百足退治」といえば古くから滋賀県に伝わる有名な伝説で、平安時代の武将 俵藤太が、琵琶湖に住む龍神一族の娘に懇願されて、三上(みかみ)山を7巻半するほどの大百足を退治する、というお話です。曲の冒頭は歌舞伎の幕開けをイメージしました。太鼓と拍子木の音が聴衆を物語の世界へいざないます。曲中では抜粋された幾つかの場面を描写したメロディーが現れます。ストーリーの進行に合わせて曲調が移り変わってゆく、まさに「音絵巻」といった仕立てになっています。この伝説は様々な浮世絵や書物に残されていますが、ある興味深い記述を見つけました。藤太がいよいよ百足と対決する場面で、「不気味な暗闇に幾千もの灯り。よく見ると、なんとそれは百足がその足1本1本に握っていた松明であった」というものです。山を7巻半する巨大百足の様相を象徴的に面白く表現したこの記述から「千の松明」と命名しました。
なおこの大編成版は、原曲である小編成版を大津シンフォニックバンド第72回定期演奏会(於 びわ湖ホール)のために改訂したもので、2017年12月に初演されました。(阿部勇一)
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