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キクロシス
中橋愛生 作曲 演奏時間 約7:30 グレード 5
35,750円(税込)
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キクロシス

中橋愛生 作曲 演奏時間 約7:30 グレード 5

曲目解説
西洋音楽史において主にバロック期に用いられたfigura(フィグーラ)という手法がある。これは音楽の表現する内容を聴き手に伝えるために用いられたものの総称で、特別な音の使い方や音型による一種の音楽修辞学。 「cyclosis(キクロシス)」は、多数あるfiguraのなかの一つ。同音の反復による持続で表されるのは「永遠」であり「不動」であり「平和」である。なるほど、貫かれるパルスの持続は決然たる意思が感じられ、その強靭さは不動=安定であると言える。だが、しかし。持続の連続は緊張であり、それは安寧と言えるのか。 この曲は前述のcyclosisで貫かれているが、曲頭と曲尾に情動的な場面を置いている。そこには例外的にcyclosisは無い。いや、安寧の地はcyclosisの先にあるのか… 創価グロリア吹奏楽団の委嘱により2017年に作曲。同年3月26日に行なわれた同団の第31回定期演奏会において中村睦郎の指揮で初演。その後、加筆改訂を数度に渡って行ない、同年の全日本吹奏楽コンクールに向けて作成されたものを決定稿とした(コンクールの演奏では一部にカットが行なわれている)。曲の末尾にはトランペットに高音が要求されているが、これはソプラノ・サクソフォーンで代奏することが許されている。(中橋愛生)

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