カート
ユーザー
絞り込む
カテゴリー
グループ
各種手続き・ライセンス
DaJa 〜南部地方盆唄「ナニャドヤラ」による〜 <小編成対応>
下田和輝 作曲 演奏時間 約8:30 グレード 3+ 人数 17人〜
33,550円(税込)
購入数

1190
DaJa 〜南部地方盆唄「ナニャドヤラ」による〜 <小編成対応>

下田和輝 作曲 演奏時間 約8:30 グレード 3+ 人数 17人〜

【平成29年度 第50回JBA「下谷賞」受賞作品】

曲目解説

平成29年度第50回JBA「下谷賞」受賞作品。大江戸シンフォニックウィンドオーケストラの第4回定期演奏会作品公募の入選作品として、樫野哲也指揮、同団によって2015年6月20日に初演されました。また、2年後の2017年3月19日に行われた「21世紀の吹奏楽 第20回“響宴”」にて、馬場正英指揮、東京都立片倉高等学校吹奏楽部によって再び演奏されました。

曲名にある「南部地方」とは、江戸時代に南部氏の所領だった地域のことで、現在の青森県の東半分、岩手県の北部および中部、秋田県北東部の一角という3県にまたがる広大な地域の事を指します。 この作品は、その「南部地方」に古くから伝わる「ナニャドヤラ」という盆踊り唄のフレーズを用いて作曲されました。 盆踊り唄「ナニャドヤラ」はさまざまな歌詞で唄われますが、基本的には以下の歌詞で唄われます。

ナニャドヤラ
ナニャドナサレノ
ナニャドヤラ

ナニャドヤラ…なんだか呪文のような響きのする言葉ですね。 「ナニャドヤラ」の起源をめぐってさまざまな説がありますが、その説明をすると話が脱線するのでここでは割愛します。 私の故郷・岩手県洋野町(ひろのちょう)でも、お盆の時期になると必ず街中で「ナニャドヤラ」の盆踊りが行われます。 幼少の頃から親しみを持っていた「ナニャドヤラ」。以前からこの「ナニャドヤラ」のフレーズを用いて吹奏楽曲を作ってみたいという思いがありました。 作曲するにあたり、「ナニャドヤラ」盆踊りそのものに焦点を当てるのではなく、フレーズを用いて南部地方の四季・南部地方に住む人々の心情を描くという所に焦点を当てて作曲しました。 曲は南部地方の寒々しい秋・雪深い冬から始まり、寒さと雪をしのいだ先には待ちわびた暖かい春、そして遠くから「ナニャドヤラ」の太鼓が聞こえてきて、最後は情熱的な熱い夏が描かれて曲は幕を閉じます。 ちなみに本作品のタイトル「DaJa(ダジャ)」は、南部地方の方言(南部弁)の一節から敬意と誇りを込めて引用しています。
最小17人から演奏可能ですが、50人を越える人数でも演奏可能で、多ければ多いほど迫力のある演奏となるでしょう。 演奏会やコンクールに最適な作品となっております。

細かい演奏上の注意に関しましては、「下田和輝 公式ウェブサイト(Shimoda-Kazuki.net)」の『DaJa 〜南部地方盆唄「ナニャドヤラ」による〜』に掲載しておりますので、そちらも併せてご覧ください。(下田和輝)

サンプルPDF
この商品を購入する