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絵のない絵本 〜第12夜〜(吹奏楽版) <小編成対応>
樽屋雅徳 作曲 演奏時間 約5:30 グレード 4 人数 24人〜(Pfあり)
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絵のない絵本 〜第12夜〜(吹奏楽版) <小編成対応>

樽屋雅徳 作曲 演奏時間 約5:30 グレード 4 人数 24人〜(Pfあり)

曲目解説
主人公はひとりの貧しい絵描き。毎晩訪ねてくる月が語る話をもとに、男は絵をかき、新しい「千夜一夜物語」をつくりあげるという、アンデルセンの「絵のない絵本」が題材です。
月の話は、ある時はヨーロッパ、ある時はインドや中国・アフリカと異国の珍しい話までに及び、死ぬまで旅を愛したというアンデルセンらしい作品だと言われています。

第十二夜では、月は、イタリアの都市ポンペイを訪れていました。
ローマ人の余暇地として繁栄した街ポンペイは、79年ヴェスビオ火山の噴火により、たくさんの犠牲者を出し、地中に埋もれた伝説の都市です。
一瞬にして火山灰に埋もれたこの街はのちに発掘・修復され、今では世界遺産となっています。

物語では、この失われた街ポンペイの中を観光客が訪れ、その中の一人の歌姫が、かつての大劇場で高らかに歌い、そして盛り上がる観客達を月は見守ります。しかしその時はすぐに過ぎ去り、この都市にはまた静寂が戻り、たくさんの犠牲者を出したこの歴史的出来事と街の存在は忘れ去られる・・・その深い悲しみを、十字架にはりつけとなったキリストを見つめ苦しむ母の悲しみのようだと月は語りました。

人々がポンペイを訪れ歌姫を囲んで賑わう様子や歌姫の軽やかでかつ意思確かな歌を、火山噴火の犠牲となった人々への追悼の念を、そして今までのポンペイの栄華さやこれからの未来への想いなどを表現しています。(樽屋雅徳)

この楽曲についての特記事項
※ この曲の原曲である「絵のない絵本〜第12夜〜」クラリネット八重奏版(アンサンブル楽譜)はブレーンミュージックより出版されています。

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