※こちらは小編成対応版です。大編成版はこちらです。

曲目解説
委嘱元より「オペラの様な作品を」と承りましたが、プッチーニのような色恋沙汰に縁遠い私は、日本人なら誰でも知っているはずの太宰治の「走れメロス」を取り上げました。
曲の展開は話しの内容に沿ったものです。テンポ発想記号の所に日本語で話しの流れに合う文が書いてありますので曲想のイメージを膨らませていただければと思います。
「メロス」はラテン語で「歌、旋律」と言う意味です、愛する自分の楽器で、歌（メロス）を走らせ、合奏（信じる仲間）で力を合わせ自分達の目標を乗り越えていただければと思います。

また、打楽器の最低演奏人数は5人ですが、必要な楽器を選択してゆけばそれ以下でも演奏は可能です。オプション扱いになっている鎖についても、初演時では管楽器奏者の持替で対応しましたので、それそれぞれの団体に合わせて工夫をしてみてください。（福島弘和）