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【レンタル楽譜】ミンストレルボーイの主題による変奏曲 〜少年楽師の祈り〜(樽屋雅徳)
樽屋雅徳 作曲 演奏時間 約7:00 グレード 4
期待の新譜。4つからなる変奏曲です。
この変奏曲の主題となっている「ミンストレルボーイ」とはアイルランド民謡「The Moreen」にアイルランドの国民的詩人トマス・ムーアが詩をつけたものです。
アイルランドは長い間イングランドに植民地支配され、過酷な運命を強いられてきました。
「ミンストレルボーイ」は、アイルランドのイングランドに対する憎しみを背景に生まれてきた多くの愛国的な民謡のひとつで、アイルランドの少年が敵国イングランドに捕まっても敵のために決して演奏はしない、という母国への誇りが歌われています。
トマス・ムーアの死後、もうひとつの詩が付け加えられました。
「少年が帰ってくるのを私たちは願っている
少年が帰ってきたら、皆喜び迎えるだろう
彼は体は傷ついていても、魂は汚れることなく
安らかにハープを奏でるかもしれない
まるで天国にいるかのように・・
すべての苦しみが終わらなければならない
どんな戦争もやめなければならない」
変奏曲は4つからなり、自由な変奏をしていきます。
まず穏やかな序奏により開始され、そのあとで木管楽器が「ミンストレルボーイ」の主題を提示します。第1変奏は力強く軽やかなリズムパターンにのって変奏します。第2変奏は美しいメロディをサクソフォンソロやフルートデュオによって奏でます。第3変奏は舞曲風なフーガになっています。第4変奏は、長いフレーズが印象的で華やかな再現部に入る終章となっています。(樽屋雅徳)
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この変奏曲の主題となっている「ミンストレルボーイ」とはアイルランド民謡「The Moreen」にアイルランドの国民的詩人トマス・ムーアが詩をつけたものです。
アイルランドは長い間イングランドに植民地支配され、過酷な運命を強いられてきました。
「ミンストレルボーイ」は、アイルランドのイングランドに対する憎しみを背景に生まれてきた多くの愛国的な民謡のひとつで、アイルランドの少年が敵国イングランドに捕まっても敵のために決して演奏はしない、という母国への誇りが歌われています。
トマス・ムーアの死後、もうひとつの詩が付け加えられました。
「少年が帰ってくるのを私たちは願っている
少年が帰ってきたら、皆喜び迎えるだろう
彼は体は傷ついていても、魂は汚れることなく
安らかにハープを奏でるかもしれない
まるで天国にいるかのように・・
すべての苦しみが終わらなければならない
どんな戦争もやめなければならない」
変奏曲は4つからなり、自由な変奏をしていきます。
まず穏やかな序奏により開始され、そのあとで木管楽器が「ミンストレルボーイ」の主題を提示します。第1変奏は力強く軽やかなリズムパターンにのって変奏します。第2変奏は美しいメロディをサクソフォンソロやフルートデュオによって奏でます。第3変奏は舞曲風なフーガになっています。第4変奏は、長いフレーズが印象的で華やかな再現部に入る終章となっています。(樽屋雅徳)