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前奏曲と遁走曲(小編成対応)
天野正道 作曲 演奏時間 約6:30 グレード 3 人数 21人〜
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前奏曲と遁走曲(小編成対応)

天野正道 作曲 演奏時間 約6:30 グレード 3 人数 21人〜

曲目解説
この作品はヨハン・セバスチャン・バッハが好んで使った形式に則って作曲されています。この形式を用いて、後世の作曲家達、例えばメンデルスゾーンやショスタコビッチなども作曲していますが、吹奏楽作品ではかなり珍しい部類にはいるでしょう。
タイトルからも判るように、この作品は描写音楽でも標題音楽でもありません。ですからどちらかというと描写音楽などを演奏することに慣れている現代日本の吹奏楽演奏者の皆様には取っつきにくいかも知れません。特にフーガは、厳格な形式で書いております。最初に出てくる「主唱」、5度移調されて出てくる「答唱」そしてそれに付随する「対唱」これらの要素がとても重要です。
第一提示部、第一嬉遊部、平行調提示部、第二嬉遊部、下属調提示部、第三嬉遊部、切迫部、終結部という構成になっておりますが、第三嬉遊部の後半、属音保続上でストレッタ(切迫)を行ない、切迫部後半では「主唱」がコラールとなって現れます。どの部分が何に当たるか、そしてどのパートがどの声部を受け持っているかなどを、綿密にアナリーゼしてから演奏すると、より一層表現が深まります。また、テンポに関してはあくまでも目安ですので、色々なテンポで演奏しても構いません。しかしながら、テンポ如何によって全ての音の扱い方が変わってくる、と言うことを肝に銘じておいて下さい。
また、わざと2/2拍子で書いていますが、これにはちょっとした理由があります。敢えてここでは触れませんので悪しからず。
(天野正道)

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