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トロンボーン吹きの子守歌 【Trombone and Pianoforte-ソロ器楽曲】
トロンボーンとピアノ / 三澤 慶 作曲 演奏時間 約3:00
3,960円(税込)
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CSP-033
トロンボーン吹きの子守歌 【Trombone and Pianoforte-ソロ器楽曲】

トロンボーンとピアノ / 三澤 慶 作曲 演奏時間 約3:00

子守歌として有名なモーツァルトの童謡のフレーズが現れる、トロンボーンとピアノのデュオ。
ゆったりと美しいメロディーは、うっかりすると眠ってしまうほどの癒しを与えてくれます。
トロンボーンを他の楽器に置き換えての演奏もできるので、お子様向けのコンサートやリサイタルにどうぞ。


【楽曲解説】
 この作品は、2021年9月、私がトランペット奏者として所属する東京室内管弦楽団の金管アンサンブル「TOKYO Chamber Brass」での公演の際に、トロンボーン奏者の上田智美氏の独奏によって初演された。
このコンサートは小さなお子さんたちも入場可能であったため、会場には子供連れの多くのパパやママたちのご来場が予想されたことから、折しもその年に出産しママになり、現場復帰して間もない上田智美氏に演奏していただくことが、会場のお客さま方の共感も得られるであろうと思い、配偶者や子供の有無に関わらず、愛する人を想う全ての方々に捧げる作品として作曲した。
 初演時は独奏と金管5パートによる伴奏の形で演奏されたが、2022年、上田氏が故郷、富山県滑川市にてリサイタルを開催した際に、「ぜひピアノ伴奏で演奏したい」というお申し出をいただき、今回のピアノ伴奏によるトロンボーン独奏用の小品として、この度出版させていただく版が出来あがった。
 曲の冒頭は「モーツァルトの子守歌」として知られる有名な作品の「眠れ良い子よ〜」という部分からトリビュートとしてのテーマで取った。ピアノ伴奏版での編曲においては、極力ピアノとトロンボーンのデュオの美しいアンサンブルが表現できるように、ブラスでの伴奏とは違いアルペジオなどを中心に構成した。
 また、トランペット奏者にとって、貴重で偉大なソロ・レパートリーとなっている、ルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの子守歌」はゆったりとした癒しあふれるメロディーの中に、トランペットで演奏するのにふさわしいリズムが巧みに取り入れられていることから、ヴォガリーズ的な作品と違い、トランペットならではの独奏曲として世界中で愛されており、今回の作品でもソロパートの中に、トロンボーン独特のグリッサンド奏法によるオブリガートを織り交ぜることにより、トロンボーンのためのレパートリーとしての特徴を表現した。(当該部分に関して、ユーフォニアムなどで演奏する場合は、楽譜の表記に関わらず、演奏者の自由なアイディアを期待する。)
 この作品が多くのトロンボーン奏者を中心に、広く演奏していただければ幸いである。(三澤 慶)

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