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【金管8重奏】Mars 〜赤の神話、青の記憶 (三澤 慶)【アンサンブル楽譜】
三澤 慶 作曲 演奏時間 約5:00
5,060円(税込)
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CEM-075
【金管8重奏】Mars 〜赤の神話、青の記憶 (三澤 慶)【アンサンブル楽譜】

三澤 慶 作曲 演奏時間 約5:00

6/8拍子で急速な舞曲である“タランテラ”と、ホルストの組曲「惑星」より「火星」を象徴するリズムをベースにした
金管8重奏曲。“赤”と“青”のイメージで表された二面性が特徴的です。


【曲目解説】
東海大学付属高輪台高等学校委嘱作品。

地球のすぐ外側を公転する赤い惑星、火星。
希薄な大気の下で砂嵐が吹きすさぶ荒涼とした大地が限りなく広がるこの星は、太陽から生命を育むのに十分なエネルギーを受けているにも関わらず、地球に比べて質量が小さかったことで、内部の金属核が早く冷え固まり磁場を形成できなかったこと、また、水や大気を長時間引き止めるのに必要な引力が持てなかったことによって、地球とは全く違った運命を歩むことになった。
しかし、数十億年の昔には地球のような海原を持つ潤いに満ちた星であった証拠が火星に送り込まれた数々の着陸探査機によって次々と発見されている。堆積による地層や、水の流れが角を削った丸い岩、また大地を流れていた水流の痕跡などがそれである。
過去に存在したかもしれない生命の痕跡や、過酷な環境下でも今なお生きながらえている生命を発見すべく、現在も探査が続く。また、将来の有人探査については「人類ではじめて火星に降り立つ人間はすでに現在生まれているだろう」とも言われている。
この作品は酸化鉄を多く含んだ現在の火星の大地の色、また、ギリシャ神話の血に飢えたの軍神「Mars」の「赤」のイメージと、遠い過去に存在したかも知れない生命を育む大海原の色、現在の大気の密度・組成などによる火星の夕焼けの色、「青」のイメージによる2面性を表現した。

度々現れる音列「E-A-D-Es」はM(ミ)-A(ラ)-R(レ)-S(ミ♭)と「Mars」のスペリングを分解し、それぞれに固有の音を割り当てた「Mars」の音列による主題である。
有名なG.ホルストの組曲「惑星」より「火星」の特徴的なリズムのオーマージュと、高速で激しい舞曲である「Tarantella(タランテラ)」をベースに金管アンサンブルらしい迫力と華やかさ、また音色の柔らかさやフレーズの「うた」を表現できる作品を目指した。
なお、ユーフォニアムのソロ2ヶ所については演奏団体の都合に合わせ、トロンボーンに変更しても良い。(三澤 慶)

【編成】
Trumpet in Bb 1, 2
Trumpet in Bb 3, Flugelhorn in Bb
Horn in F
Euphonium
Trombone 1, 2
Tuba

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