マリンバとパーカッションで織りなす、躍動感あふれる楽曲

【曲目解説】
久久能智（ククノチ）とは日本神話に登場する木の守護神の名前。
草木・樹木とその成長を司り、地上の全ての緑を支配するといわれる。
また木々や緑が山を覆い生命力が満ちることを象徴しており、ひいては大地の生命力を司る神とされる。
〈久久能智〉のオリジナル版は2つの楽章で構成される15分程の曲で、1996年に韓国・ソウルで初演された。

主に2つの部分からなっており、前半はマリンバで静かで深い杜の木の響きや日本の形而上的世界への畏敬の気持ちを表し、後半は2人の奏者が膜質打楽器へ持ち替え、躍動感あふれるエネルギッシュな場面が展開され、クライマックスへと至る。
※1台のマリンバを奏者2人で共有するため、マリンバは2台で演奏できます。