タイトルの通り、一週間を全7曲の組曲で表した作品。テンポや表情の変化で、一週間のうちの楽しい日や少し切ない日が表現できます。音域も高くなく、金管アンサンブルとしては易しい楽曲です。

【曲目解説】
全7曲からなる組曲。
この作品は日本現代音楽協会主催の「現代の音楽展‘94」で上野の森ブラスによって初演されました。曲名は日本語に訳すと「風の日記帳」という意味になりますが、そのネーミングから一週間の日記として7作品で構成されています。その中には活発な動きの日もあれば、メランコリーな日、楽しい日、清々しい気分の日などあって、一日の流れがいろいろに変わり、その情景が繰り広げられています。動きの速いパッセージや遅いパッセージなどの微妙な楽器間の息の流れに注意して演奏してください。（柳田孝義）

【編成】
Trumpet in C 1, 2
Horn in F
Trombone in C
Tuba in C