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曲目解説
この作品はヴェルディとともにイタリアオペラ界の人気作曲家プッチーニが作曲の途中65歳の生涯を閉じてしまった遺作で、未完の部分はトスカニーニの意見に従ってプッチーニの友人で作曲家のフランコ・アルファーノによって完成され1926年4月25日にトスカニーニの指揮により初演されました。指揮者トスカニーニは第3幕のリューの死の場面が終わったあと「この部分でジャコモ・プッチーニは彼の仕事を終えました…。」と客席に向かって述べたと言われています。
第3幕の「誰も寝てはならぬ」はトリノオリンピックのフィギュアスケート金メダリスト荒川静香が演技で使ったメロディとして大変有名になりました。

この編曲は私が顧問を務める中山五月台中学校の2006年度の自由曲として手がけたものです。演奏できるメンバーが31名であったため小編成の譜面となっていますが、大曲であるため1人1人にはそれなりの技量と音楽性が求められます。ただし中・大編成でも十分な演奏効果があると思います。(渡辺秀之)