こんにちは。
夏の気配が日増しに濃くなる今日この頃、そろそろ「秋からのアンサンブル・コンテスト」のことも気になってくる時期ではないでしょうか?
少し早めではありますが、ここでクラリネット8重奏のための楽譜を2曲、レンタルスタートいたします!
トッカータとフーガ ニ短調
J.S.バッハ / arr.品川秀世
演奏時間:約9分半
価格:15,000円(税抜)
日本でも特に有名な、大バッハのオルガン作品「トッカータとフーガ ニ短調」を、クラリネット8重奏にアレンジしました!
幅広い音域を同属楽器の統一された音色で演奏できるクラリネットアンサンブル(しかも大きめの8人編成)は、これまたハコ鳴りまでも利用して幅広い音域を駆使する、パイプオルガンの楽曲を演奏するのにうってつけではないでしょうか?
クラリネットという楽器の運動性能の良さも存分に発揮されているほか、オルガン演奏時に発生する倍音を楽譜に起こして「演奏」してしまうことで、さらにオリジナルのサウンドに近付く工夫がなされています。
このアンサンブルではF管のバセットホルンが使用されていますが、オプションでアルトクラリネット(Es管)のパート譜をつけてあります。
代替OKですので、「バセットはないけどアルトなら!」という方はぜひチャレンジしてみて下さい。
2曲目はこちら!
ダフニスとクロエ 第2組曲
M.ラヴェル / arr.品川秀世
演奏時間:約15分半
価格:20,000円(税抜)
トッカータもなかなかの大作でしたが、さらにドン!
「管弦楽の魔術師」の異名をとるモーリス・ラヴェルのオーケストラ作品に、クラリネット8重奏で果敢に挑戦するアレンジです!
トッカータとは正反対に、「オリジナルの色彩感ゆたかなサウンドを、クラリネットだけのアンサンブルでいかに表現していくか」がキモになります。
一人一人が異なる音色を奏でるだけでなく、一人が、曲の場面によって、何役も演じ分けるといった心構えが役立つのではないでしょうか。
もとがバレエ音楽ということもあり、曲中には場面を描写する注記がフランス語で沢山書かれています。
今回のアンサンブル楽譜では、スコアにページを取って「何小節目にどんな描写が記載されていたか」をフランス語と日本語をあわせて掲載しましたので、ぜひ参考になさってみて下さいね。
意味だけでなく、ちょっと頑張ってフランス語を呟いてみれば、その響きから「フランス語圏の文化の雰囲気」が感じられるかもしれません。
こちらもバセットホルンとアルトクラリネットの代替のほか、コントラバスクラリネットとコントラアルトクラリネットの代替も「可」とし、オプションでそれぞれのパート譜をお付けしていますので要チェック。
今回ご紹介した2曲は、「オブロー・クラリネットアンサンブル」のコンサートのために、メンバーの品川氏がアレンジを行ったもの。CDも好評発売中となっております。
オブローのダフニスとクロエ
オブロー・クラリネットアンサンブル
プロ集団のためのアレンジとあってかなり骨のある内容ではありますが、やりがいも大きいはず!
コンテストだけでなくコンサートのメインプログラムにもぴったりな2作品、どうぞお見逃しなく!
楽譜事業部
高橋