本日リリース!龍谷と高輪台の最新作!

本日2タイトルが発売です。

0246

「宇宙の音楽」

指揮:若林義人、児玉知郎

トロンボーン:藤原功次郎

演奏:龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部

定価 2,667円(税抜) CACG-0246


まずは、龍谷大学の「宇宙の音楽」。

何と言っても、タイトルの「宇宙の音楽」がとにかく秀逸。龍大=オケもの、というイメージをこちらの制作側でも持っているのですが、その龍大がスパークのオリジナル作品を演奏となるとファンにとっては堪らないのではと思います。

若林先生に「スパークを選曲されるのは珍しいですね」と言ったところ、
「もう曲やり尽くしたから演奏する曲がないんだよー」なんて冗談まじりに笑っていらっしゃいましたが、とても新鮮に響いた「宇宙の音楽」でした。

スパークの作品ながら若林×龍大にかかると、時にホルストのようなサウンドにも、他の作曲家の作品にも聴こえてしまうから不思議。

そして最後まで生命力溢れる演奏で、これにも驚きました。

プロもアマもたくさんの演奏を聴かせて頂いていますが、最後の最後であれほどの爆発力を見せた演奏はこの龍大が初めてです。

ゲストの藤原功次郎さんのパフォーマンスも素晴らしいの一言。技術はもちろんですが特にハイトーンがものすごく綺麗で、無理のない伸びやかな音色が印象的でした。

いつか藤原さんの音色でアッペルモントのハイトーンが続く難曲「カラーズ」が聴いてみたい。

圧倒的な龍大サウンドが確立されているかと思いきや、その下には何枚もの表現力を秘め楽曲によって自由自在に作品に寄り添うことが出来る。

これまでの龍大のアルバムとは一味違う、そんな一枚です。


そして、東海大学付属高輪台高校の「スパイラル・フェイヴァリッツ」。

0247

「スパイラル・フェイヴァリッツ」

指揮:畠田貴生

演奏:東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部

定価 2,667円(税抜) CACG-0247


今作は全10曲。それぞれ、

「森の贈り物」「交響曲第8番」… コンクールA編成メンバー

「ゴッドスピード!」「スパイラル・フェイヴァリッツ」… 3年生

「ラッキードラゴン」 … B編成メンバー

「グリッター グリッター」 … C編成メンバー

「ダレスの冒険記」 … D編成メンバー

「オリエント急行」… 1年生

「テイク・オフ」 … 次期A編成メンバー

「交響曲第3番」… 管楽合奏メンバー

で演奏されています。

毎年お伝えしていますが、高校生でセッションレコーディングをしてしまう、そしてそれが13年もの間続けられているのはすごいことです。

土日が本番続きの高輪台メンバーにとっては空いている日を作るのも困難、その中でもこのレコーディングのために練習された曲もある(1年かけて練習した曲ばかりではない)というのも特筆すべき点です。

今回の「フェイヴァリッツ」は、その名の通り聴いている方の“お気に入り”の作品が揃っているような、バラエティに富んだ選曲が魅力です。
演奏者だけではなく聴いて頂く方々にとっても、日々向き合ったりすれ違う楽曲の中でこの曲好きだ、これは懐かしい、等と感想が持てる作品たちばかり。

もちろん委嘱作品もあるので、その作品も含めて聴いて“フェイヴァリッツ”を見つけて頂ければと思います。

ちなみに、私個人としては高校の時に演奏した「ゴッドスピード!」が“フェイヴァリッツ”です。初めて見るホルンの黒い楽譜(音符が多いため)に、演奏したことよりも楽譜を渡されたことの方が思い出深い稀な作品。

近年、多くのメディアでも取り上げられることの多い高輪台高校ですが、2015年度もまたコンクールで大きく話題となったのが記憶に新しいところ。

自由曲として演奏された「交響曲第8番」は、難易度も高く、4楽章だけでも20分ある作品をどのように演奏されるのかが注目されました。コンクールメンバーで演奏する最後の演奏がこの定期演奏会ライブとあって、熱気溢れる演奏が会場を包んでいました。

最初から最後まで注目作続きの一枚。是非高輪台サウンドをお楽しみ下さい。


text by 制作部

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