木管アンサンブル作品2曲発売!


こんにちは!
関東北陸まで梅雨明けの報が聞かれ、いよいよ夏本番ですね!
きたるアンサンブルコンテストへの選曲シーズンに先駆け、木管アンサンブル作品の楽譜を二つ発売いたします。

森のささやき
木管5重奏
森のささやき
Ⅰ.木々の精霊たち Ⅱ.森を越えて吹く風のように
演奏時間:約10分半(通奏時)
価格:5,000円(税抜)

全2楽章からなり、「木」(木管アンサンブル)の響きで「森」の風景を表現した作品です。
第1楽章は「木々の精霊たち」。
マイナーな調子で少し悲しげな中にも、遠い昔の民話の世界のような、素朴でのどかな森のなかの情景を描き出しています。
5人のプレイヤーはそれぞれが森の精霊のように、高いところを優美に飛翔するもの、プルプルとふるえるような細かい動きが特徴的なもの、低いところをゆっくりと動いているもの…とキャラクターをイメージしてみると面白いと思います。人の分け入らぬ深い森の中で、ひそひそと話をしたり踊ったりしている「精霊たちのいる風景、あるいは日常」といった、一枚の絵のような作品です。

第2楽章は「森を越えて吹く風のように」。
精霊たちの棲む森の中を吹き抜けていく様々な風の様子が、少し速く(Allegro)そしての強さとともに描かれています。風の通る森の中に人が迷いこめば、気は急いて、風に隠れた精霊たちに巻かれるような…フガートや転調が重なり、異界にぐいと引っ張り込まれるような、不思議な世界が表現されています。

1、2楽章とも、各楽器にしっかりとしたソロがあり、アンサンブルのサウンドとソロプレイの両方を楽しめる作品です!

2曲目はこちら!

モノローグとタランテラ
木管3重奏
モノローグとタランテラ
坂井貴祐
演奏時間:約5分
価格:4,000円(税抜)

編成はフルート、オーボエ、クラリネットです。
モノローグとは、「独り語り、独白」のこと。クラリネットの低音から始まり、それぞれの楽器でゆったりとした旋律をソロで奏でます。
続くタランテラはテンポの速い舞曲で、ゆったりとしたモノローグとの対比がはっきりしています。
タランテラは速い舞曲とあって、体力勝負! 始まったら最後まで、息つく暇もなく駆け抜けます! 2拍子系と3拍子系が入り乱れて変化のあるリズムで書かれているので、足元(指?)も注意。激しく踊り狂うような躍動感が演出できるといいですね。
こちらのアドレスで、初演団体の演奏を聴くことが出来ます。

♪モノローグとタランテラ_参考演奏

木管アンサンブルは、透明感やまさしく「木」のような渋みのあるサウンドが、合奏とはまた違って魅力的だと思います。
ぜひ、この夏~秋の選曲ラインナップに加えてみて下さい!

楽譜事業部
高橋

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