真島俊夫の隠れた名曲 『百済伝説による交響組曲「神門物語」』 を紹介します。
この曲は宮崎県南郷村に伝わる百済王族伝説と「師走祭り」の起源をもとに、宮崎と韓国の各地を作曲者自身が取材して1992年に作曲されました。7世紀・飛鳥時代の日本と朝鮮半島をめぐる伝説をテーマに、両国の平和・友好の願いが込められた4曲から成る組曲です。各楽章のタイトルは下記の通り。
第1曲 百済国の反繁栄と黄昏
第2曲 氷上郷の山々と祭り
第3曲 百済王一族を守る戦い
第4曲 おさらば 平和への賛歌
この作品が収録されたCDは2001年のNEC玉川吹奏楽団のライブディスクに素晴らしい演奏があります。
演奏時間は全4曲で約20分ですので、演奏会のメインプログラムに是非取り上げたい大作です。親しみやすいメロディーや太鼓のリズム、グレードは4ですが比較的演奏しやすく音楽作りも楽しくできる魅力的な真島作品です。
15日間閲覧できる「POST de スコア」もご利用いただけますので、是非スコアを見ながらCDを聴いて頂けると嬉しいです。
少々前の作品ですが、この名曲をうもらせる訳にはいきません!